マグネシウムQ&A

Q&A

Q1糖尿病とマグネシウムはどのような関係があるのですか?

A1

マグネシウムは糖の分解をはじめとして、さまざまな物質代謝に関係があり、マグネシウムの慢性的不足は糖尿病を悪化させる要因のひとつになります。

また、糖尿病の患者さんは、健康な人に比べて尿から排泄されるマグネシウムの量が多く、血中の値も低目になりますので、十分に摂取する必要があります。

基礎の研究では、「糖尿病自然発症のラットに対するマグネシウムのサプリメントは、糖尿病の発症を明らかに遅らせるのに非常に有効である」という報告(Balon, TW et al., Am J Physiol Endocrinol Metab 269: E745-E752, 1995)があります。

私の臨床研究でも、軽症の2型糖尿病の患者さんに、十分なマグネシウム(MAG21)を一定期間補給していただき、その前後でインスリン抵抗性(インスリンの効きにくさ)を比較したところ、非常に有効な結果が得られました。その研究結果を2003年国際マグネシウムシンポジウム(オーストラリアのケアンズ)で発表し、詳細はアメリカの栄養学専門誌「Yokota, K et al., Journal of the American College of Nutrition, 23:5,506S-509S,2004」にも掲載されています。

Q2高血圧や高脂血症との関係はどうですか?

A2

マグネシウムはカルシウムと非常に関係が深いミネラルです。

この2つのミネラルのアンバランスは血管の収縮や神経・筋肉の働きに致命的な影響を及ぼします。

マグネシウムが不足し、血管が緊張してしまうと、高血圧を引き起こします。実際にマグネシウムの補充は高血圧の患者さんに対して降圧効果を認めた研究が多数あります。

また、中性脂肪を分解するリポ蛋白リパーゼという酵素は、マグネシウムが不可欠ですので、マグネシウム不足は脂質異常症特に高中性脂肪血症の大きな原因のひとつと考えられます。実際、高中性脂肪血症の患者さんに、継続して十分なマグネシウムをサプリメントしたところ、中性脂肪の平均値が著しく低下しました。

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